「自衛官って給料いいの?」「お金って貯まるの?」
これは私が現役の頃からめちゃくちゃ聞かれた質問です。
たしかに、自衛隊ってあんまり中のリアルが知られてないんですよね。
実は、私は自衛官時代に20代(4年間)で300万円以上貯金することができました!
でも特別なことはしてません。
むしろ、自衛官という環境自体が“貯金に向いてる”んです。
この記事では、自衛官の給料事情から、寮生活の節約効果、実際の貯金ルーティンまで、リアルな実体験をもとに紹介していきます!
という事で今回は
- 自衛官の給料って実際どれくらい?リアルな給与明細を公開
- 寮暮らしは最強の節約術!?生活費のかからない理由
- 自衛官が貯金しやすい3つの理由
- 実際どうやって貯めた?私の貯金ルーティン公開
- 自衛官ライフ×お金のリアル:将来設計と考え方
- まとめ
の順にお伝えしていきます!
自衛官の給料って実際どれくらい?リアルな給与明細を公開
正直な話、「自衛官って給料いいの?」ってよく聞かれます。
結論から言うと、“普通よりちょっといいかも?”くらい。
私は陸自で4年間の勤務で陸士長までいって、月の手取りは 23万〜25万前後 でした。
階級にもよるけど、新隊員のときは 手取りで18万 くらい。
夜勤手当やら訓練手当がつくと少しアップします。
あと意外とデカいのが ボーナス。
年2回あり、私の場合6月末に自衛隊に入隊して、12月のボーナスでだいたい 30万円くらい もらえましたので、民間の会社と比較すればいい方だと思いました。
特にお仕事をし始めて半年でこのくらいのボーナスが出る企業は中々無いのでは無いでしょうか。
寮暮らしは最強の節約術!?生活費のかからない理由
これはマジで神制度。
家賃ゼロ、食費ほぼゼロ、光熱費もかからない。
私はずっと駐屯地の中の営内(寮)で暮らしてたんですが、
朝昼晩のご飯付きだし、風呂は共同(あまりキレイでは無いですが、共同のお風呂とは別にシャワールームもありました)。
普通の人が一番お金かかる「生活費」が、ほぼゼロ。
これがあるから 月に10万以上貯金することも可能なんです。
しかも平日は基本駐屯地内にいるから、そもそもお金を使う場面が少ない(笑)
生きていく事にお金はかかりませんので、感覚的には給料まるまるお小遣いに近いかも知れませんね。
自衛官が貯金しやすい3つの理由
① 財形貯蓄で自動的に貯金
自衛官には「防衛省の財形貯蓄」って制度があって、
給料天引きで毎月自動的に貯金できる仕組み(しかも民間金融機関よりも金利が高い) があります。
私はこれで毎月5万円強制貯金してました。出すのもめんどくさいので、勝手に貯まる。
② 飲み会文化が控えめ
意外かもしれないけど、自衛隊の飲み会はそんなに多くない。
年に数回の公式行事と、あとは仲良いやつらと軽くって感じ。
毎週飲み歩いて散財…みたいなことはまずないですね。
とは言え人によっては飲みに行く事を生き甲斐にしてる隊員もいましたので、やっぱり貯金する意識は大事です。
③ 物欲が自然と減る生活
駐屯地の中に居れば、とりあえずスマホがあれば十分って感覚になるので、服とか時計とかブランド物にお金かけようって気持ちがそもそもあんまり湧きません(笑)
実体験!自衛官が300万貯めたルーティン公開
私の月間ルーティン(新隊員→4年後)
- 月収手取り:約18万円
- 財形貯蓄:5万円
- 自由に使うお金:3〜5万円
- その他:緊急用に口座にプール
それ以外は全部貯金にまわしてました。
ボーナスは、半分貯金・半分自己投資か趣味。
例えばiPad買ったり、趣味のサッカー関連などに使ってた。
結果、20代後半で 貯金額300万円突破!
周りで1番貯めた隊員は4年で1000万円貯めてるやつはいましたよ(ただ、その隊員の場合は実家がお金持ちだったので自分のお金をはぼ使わなかったという特殊要因あり)。
自衛官ライフ×お金のリアル:将来設計と考え方
将来のこと考えると、やっぱり「お金」って大事。
自衛官って年齢上がると転職考える人も多いし、結婚・家族も出てくる。
だからこそ、若いうちに「節約体質」を身につけられるこの環境はありがたかったなと。
最近は NISA や iDeCo とかも勉強してて、コツコツ資産運用してます。
もちろん退職金もちゃんともらえるから、将来的な資産設計も割としやすいです。
地味だけど、自衛官は堅実にお金を貯められる人には最高の職業 だと思います。
ちなみに任期制で入隊すると2年毎に満期金(退職すればそれが退職金)があり、入隊後2年で50~60万円、4年後に110~120万円あります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
- 自衛官の給料は普通〜やや高め。手当やボーナスで貯金しやすい
- 寮生活で生活費ほぼゼロ=貯金が圧倒的にしやすい
- 財形貯蓄、物欲の少なさ、飲み会の少なさが貯金に直結
- 20代で500万円貯めるのは全然現実的
- 将来設計も視野に入れたお金の管理がカギ
といった流れでお伝えしました。
僕自身、自衛官になって「お金の管理能力」がすごく鍛えられました。
これって、退職後にもめちゃくちゃ役立つスキルだと思っています。
もし「自衛官って実際どうなんだろう?」と思っているなら、
貯金しやすい職場としてはトップクラスだよ!と伝えたいですね。
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